手土産(てみやげ)の選び方

こんにちは。Be-QOLe マナー講師 豊田京子です。

いよいよゴールデンウイークに突入しましたね!
この長い連休中、どなたかのお宅に訪問することもあるかもしれませんね。

「手土産(てみやげ)」


「手ぶらで来てね」とは言われていても、
相手のもてなしを受けるわけですから何か持参するのが礼儀ですよね。

今回はその手みやげPoint をお伝えいたします。
(手土産には色々考えられますが、今回は食べ物に限定しています)

Point ➀もらう側の立場になって選ぶ

どんなものが好みだったか、相手のことをじっくり考えながら選びましょう。
「自分の好きなもの・おすすめ品」も、相手との関係性でその方が喜ぶこともあるでしょうが、やはりまずは「相手目線」で選ぶのがBetterでしょう。

Point ➁価格 2,000円~5,000円程度

これも「気持ち」なので金額ではないのですが…安すぎると質の良いものが少なくなりますし、高すぎると相手がもてなしに見合わないと感じ恐縮してしまうかもしれません。
特に食事をよばれるのなら、食べに出るとどれくらいかかるのかを考え検討すると目安になるでしょう。

Point ③日持ちは1週間~

できるだけ日持ちするものが良いでしょう。
個包装のお菓子や米菓、ゼリーなど1か月近くもつものもあります。
差し上げてから食べるまでの期間が長めの方が相手の方が食べるタイミングに困らなくて済みます。

次に手土産として選ばない方が良いNG Pointについてお伝えいたします。

NG ➀相手の生活圏の店で購入

「これよく食べてるし…」「慌てて用意した…?」と思われてしまいます。
ある程度何を買うかめどを立てて、前日か当日早めに準備しておくようにしましょう。

NG ➁温度管理が必要なもの

アイスクリームや生ものなどの冷凍・冷蔵が必要なものは、相手の家の事情によっては大変困ってしまいます。
事前に聞くのは失礼なので、最初から避けた方が良いでしょう。

NG ③嗜好品

一口に「お酒が好き」「コーヒーが好き」と言っても、好みの銘柄やタイプがあることが多いので、そこまで知らなければ選ばない方が無難です。

NG ④ウケ狙い

ジョーク品、品のないパッケージなど相手を満足させるのではなく、リアクションを見たいという自分を満たすための行為となってしまいます。
訪問時の手土産としては相応しくありません。

ところでケーキや果物などの手土産を一緒に食べる予定で持っていくこと、ありませんか?なのに出してもらえなかった、なんてがっかりした経験はないでしょうか?

「おもたせ」ですが

本来頂いた手土産をその場で出すというのは「もてなす準備をしていなかった」ということになり、来客に対し失礼とされています。
もし出す場合には「おもたせ(頂いたもの)ですが」と言ってお出しします。
もてなす側としては恥ずべきこととされていたのです。

なので、もし一緒に食べようと思って用意するのであれば、自分も含めた全員の分を持参した上で「食後に一緒に食べましょう♪」などとこちらから一言添えてください。

それでもお渡した瞬間から持ち主は相手へ移りますから、それ以降は相手次第です。

基本的には「差し上げるもの」として考えましょう。
そして手提げ用の紙袋は持ち帰るのがマナーです。

紙袋は持ち帰りましょう

昔は菓子折りにキズや汚れがつかないように
〈風呂敷〉に包んで持って行きました。

一番汚れている「カバー」ですから、一緒に渡すことはせず持ち帰ります。

いかがでしたか?
親しい関係であればもっと自由にしても良いかと思います。
しかし

知っているか知らずにいるか』

は大きな違いです。

場に合わせてスマートに振舞えるといいですね

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