新しいスーツやワンピース。クローゼットには春から揃えた服が何着か増えていませんか?
マナースクール ビー・クオレ 豊田京子 です。
その日着用した服には、襟、袖、肘、お尻、膝など圧縮されて繊維がねていたり、たくさんの花粉や埃などが付いています。
ほとんど目に見えていませんが、時間がたつと酸化や変質をしていきます。
変質してからではクリーニングでも戻せなくなることもあります。
私も何度か洋服の手入れに失敗したことがあり、高価な家庭用クリーニング洗剤を使用したり、オゾン効果のあるという○○を使ってみたりしましたが
最終的に辿りついたのが『洋服ブラシ』でした。
・効果が実感できない
・あるけど使っていない
・そもそも持っていない
が皆さんの主な感想ではないでしょうか?
ホテルのクローゼットによくぶら下がっていますね。
実は洋服ブラシは生地を傷めることなく、その日の汚れを落とすのに大変有効なものなのです。
軽く叩くようにブラッシングすると、繊維の間に付着した埃や、剥がれて細かくなった皮膚などを掻き出すように落とすことができます。
乾いていれば汗の成分もブラシでいくらか落ちるようです。しかし日が経ってしまうと酸化によりこびりついたり変色してしまいます。
ドレスやデリケートなデザイン・素材のものには不向きですが、ビジネススーツやシンプルワンピースにはとても有効です。
スーツを脱いでハンガーにかけるとき、さっとひと手間ブラシをかけてあげることで頻繁にクリーニングに出すことを押さえられますし、繊維の毛の流れが整うのできれいな状態を長く保てます。 いわゆる「高見え」するわけです。
ブラシの素材は豚や馬などの動物の毛でできているものが良いです。
静電気が起きにくく、埃が取れやすく、生地にも優しいようですよ。
人への思いやりを表すのが『マナー』ですが
人だけでなく、物への思いやりも表すことで
あなたの『マナー』はより上質なものとなります。